下肢浮腫

浮腫とは間質における過剰な体液です。下肢浮腫の診察は足背か脛骨前面で浮腫の有無を確認します。
足背とスネを見て約10秒圧迫し、圧痕の深さと押したところが何秒でもとに戻るかを見ます。
40秒で改善しない場合はslow edema、改善する場合はfas edemaと言い、圧痕があるかで圧痕性・非圧痕性を区別します。

 圧痕性浮腫(pitting edema)非圧痕性浮腫
(non-pitting edema)
Fast edemaSlow edema
局所性深部静脈血栓症 慢性静脈不全 蜂窩織炎リンパ浮腫 血管性浮腫
全身性低アルブミン血症心不全甲状腺機能低下症 脂肪性浮腫
全身性浮腫(両側下肢はこちら)局所性浮腫(片側下肢はこっち)
心不全、肺高血圧症蜂窩織炎、壊死性筋膜炎
腎不全、CKD,ネフローゼ症候群ベイカー嚢胞破裂
肝硬変血管性浮腫
甲状腺機能低下症深部静脈血栓症
薬剤性慢性静脈不全
低栄養リンパ浮腫
妊娠・月経浮腫不動性
特発性浮腫 など

薬剤性はNSAIDs、Ca拮抗薬、ステロイドのみではなく、β遮断薬やプレガバリン、ドパミンアゴニスト、漢方(甘草)など様々な薬剤が原因となります。

血管性浮腫で好酸球増を伴う場合は好酸球性血管性浮腫を疑います、一過性のNEAEと再発するEAEがあります。EAEは自然軽快がしづらいためステロイドを投与しますが、NEAEは自然軽快しやすいため経過観察です。

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