ネフローゼ症候群は腎糸球体係蹄障害のため蛋白透過性亢進が生じ、蛋白尿と低アルブミン血症を呈する疾患です。
腎機能障害や浮腫、脂質異常症、易感染性などを合併します。
原発性と続発性に分類されます。
原発性では若年者で微小変化型ネフローゼ症候群が多く、高齢者では膜性腎症が多いとされており、腎生検で診断します。
ネフローゼ症候群の診断基準
①尿蛋白/クレアチニン比が3.5g/gCr以上
②血清アルブミン3.0g/dl未満
上記がそろえば診断できます。
治療は腎生検によって得られる疾患により異なります。
ステロイドや免疫抑制剤が使用されます。
私の場合は2,3カ月に1症例ぐらいは外来で診断します。浮腫や腎機能障害、脂質異常症の原因疾患としてネフローゼ症候群を考慮することが大切です。
参考文献;日内会誌 114:823-830,2025.
