高血圧の簡易まとめ

★降圧目標
診察室血圧130/80mmHg未満
家庭血圧125/75mmHg未満

★生活習慣の改善目標
ナトリウム制限;食塩6g/日未満
カリウム(野菜、果物、乳製品など)、の積極的摂取、カルシウム・マグネシウム・食物繊維・不飽和脂肪酸の接種
適正体重の維持;BMI25未満
運動療法;経~中等度の強度の有酸素運動を毎日30分以上、低強度のレジスタンス運動
節酒;エタノール換算で男性20-30mL以下、女性10-20mL以下に制限
禁煙
その他;寒冷曝露の回避、適切な睡眠時間の確保、便秘の回避、ストレスの管理

★降圧薬の併用STEPにおけるグループ分類
グループG1a;長時間作用型ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬、ARB、ACE阻害薬
グループG1b;少量のサイアザイド系利尿薬、β遮断薬
グループG2;ARNI、MR拮抗薬
グループG3;α遮断薬、ヒドララジン、中枢性交感神経抑制薬

★主要降圧薬の積極適応と禁忌
①長時間作用型ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬
積極適応;脳血管障害、左室肥大、狭心症
禁忌;なし
重要な注意の下で使用可能な病態;なし

②ARB/ACE阻害薬
積極適応;脳血管障害、左室肥大、心筋梗塞後、HFrEF、タンパク尿/微量アルブミン尿を呈するCKD
禁忌;妊娠、ACE阻害薬のみ血管浮腫や特殊な膜を用いるアフェレーシスあるいは透析
重要な注意の下で使用可能な病態;腎動脈狭窄症、高カリウム血症

③サイアザイド系利尿薬
積極適応;脳血管障害、体液貯留
禁忌;ナトリウム・カリウムが明らかに減少している病態
重要な注意の下で使用可能な病態;痛風、耐糖能異常、妊娠

④β遮断薬
積極適応;狭心症、心筋梗塞後、HFrEF、大動脈解離、胸部大動脈瘤
禁忌;喘息(β1非選択性及びα・β遮断薬)、高度徐脈、未治療褐色細胞腫/パラガングリオーマ
重要な注意の下で使用可能な病態;喘息(β1選択性)、COPD(β1選択性)、耐糖能異常

★尿中ナトリウム/カリウム比
尿中Na/Kは2未満が指摘目標

参考文献
日本高血圧学会高血圧管理・治療ガイドライン委員会編.高血圧管理・治療ガイドライン2025.ライフサイエンス.

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